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40代に突入しても不惑の域に達しない。

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2005/08/01
映画「リンダ リンダ リンダ」鑑賞

リンダ リンダ リンダ

今年最高峰

の称号をあげましょう。

素晴らしい。グレート。ファンタスティック。

もう何も言うことはありません。
「ブルーハーツ好き」&「バンド経験アリ」の人には最高に楽しめる作品です。

何故こんな良い作品が関東では「渋谷」と「吉祥寺」のミニシアターでしか上映されないのか甚だ疑問ですよ。
是非、上映館を増やして、いろんな人に観て欲しいと切に願います。

とにかく、ナチュラルな高校生活が丁寧に描写され、ホップでキュートなノリと相まって最高の作品に仕上がっていると思います。

多少、映画開始5分程の状況が分かり難いという感じでしたが、そんな些末な事は完全に吹き飛んでしまいます。

ストーリがとにかくシンプル。
「やりたいこと」も「見せたいこと」も「聞かせたいこと」も明確。
なので気になりません。
観ていれば直ぐ分かります。

公式HPでストーリの予習をしておけば、更にバッチリ楽しめちゃいます。

Fe+もかつてバンドをやっていました。
パートはギター(セカンド)だったのですが、バンドメンバー同士の確執や音楽に対するこだわりのぶつかり合いなども、懐かしくって

「あぁ、あるよね〜、こんなこと」

と思わず懐かしんでしまうシーンがてんこ盛り。

本番二日前くらいからの10時間を超える特訓。
一番最初に合わせた時のメタメタ感。
長時間の練習の果てに、沈黙&ウダウダ状態で放心。
ボーカルは練習で咽を枯らし、ドラムはスティックを折り、
ギターは指がボロボロ、ベースもボロボロ。
本番が近づくに従ってテンションは変な方向へ。

・・・あの感覚。あの体験は「体験しておくべき時に体験しておくこと」が大事なんだなと。
この「リンダ リンダ リンダ」を観てそう思ってしまいます。

主人公達は高校の軽音楽部に所属する女の子だけのバンドメンバー。
ある日突然、ギターの子が指に怪我をしたことがきっかけでバンドの主要メンバーが衝突。
文化祭での公演間近で空中分解しちゃいます。

ひょんなことから韓国の留学生ソンちゃんをボーカルに迎え、「急造新メンバー」によるバンド演奏を強行することに。

演目は当初予定していたオリジナル曲からコピーに変更。
演奏するは「ブルーハーツ」の「リンダリンダ」・・・

主人公4人全てが高校生らしいナチュラルな演技と、強烈なキャラ設定。
ギター「立花恵」を演じた香椎由宇ちゃんは、「ローレライ」の「パウラ」役でブレイク。

ドラム「山田響子」役の前田亜季ちゃんは「バトルロワイヤル」で。
ボーカル「ソン」役のペ・ドゥナちゃんは韓国映画TUBEにも出演していた実力派。

リンダ リンダ リンダ

その他、軽音楽部の先輩、後輩。
男子生徒達。先生達。

恐ろしい程にリアルな「三日間の高校生活」を描き出しています。

ラストには彼女達による魂の「リンダリンダ」を聞くことができます。
学校の体育館の舞台で辛かった三日間の全てをぶつけて演奏する4人。

それに呼応するようにジャンピングで応えるオーディエンス。

もうライブの醍醐味炸裂

状態で、思わず「う〜、一緒に飛び跳ねたい〜」という気持ちに駆られました。

リンダ リンダ リンダ

まず、この映画の素晴らしい点は「女の子高校生バンド」「ブルーハーツ」という組み合わせ。
それに加えてとても爽やかなストーリ。

もう映画館を出てからずーっと「リンダリンダ」の歌詞が頭の中でリフレイン。
このBlogを書いていても、

♪リンダリンダ〜 リンダリンダリンダ〜(繰り返し)

状態です。OK!2

「若いとき」と限定する気はありませんが、
「やれるときにやれること」を経験しておかないと「つまらない大人になる」言いますよね。

この「リンダ リンダ リンダ」は正にそれを気付かせてくれる映画です。
「自分の好きなことを、おもっきり、バカみたいに周りを気にせず突っ走ってやる」
そんな経験が後にどんなに貴重なことか。

もう言い尽くせない程ですが、ラスト4人のステージのシーンは確実に、

スターウォーズエピソード3すら抜く高揚感

と掛け値なしに評価できます。

8月からは上映館が増えて新宿、板橋、横浜でも上映が決定したそうです。
是非オススメしちゃいます。

posted at 2005/08/01 2:55:03
lastupdate at 2006/03/03 1:41:41
修正
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2005/07/28
映画「鋼の錬金術師 シャンバラを征く者」鑑賞

鋼の錬金術師 シャンバラを征く者

川崎のチネチッタ「チネグランデ」で上映していたのですが、音響設備がプアなのね。
グランデなのに・・・泣き笑いネコ

さて「鋼の錬金術師」の劇場版はテレビシリーズの結末からのスタートですか?
テレビシリーズは中盤からほとんど観ていなかったのでよく分かりませんが。

この「鋼の錬金術師」、一見お子様向け漫画のようですが、根底に流れるテーマはとても深い作品です。

錬金術といえば、中世まだ化学が発展していなかった頃、「卑金属」から「貴金属」を錬成するための技術として発展しました。
そんな彼らも「貴金属」の錬成以外に自然科学の研究や医療技術の研究など、現代に通じる研究をしていた錬金術師達もいたとか。
あのニュートンだって実は錬金術を研究していたんだそうです。

「鋼の錬金術師」はこの錬金術をテーマにして、「人の生命とは」「真理とは」という結構マジメなテーマが込められているマンガです。

作中、印象的な言葉として

「何かを得るためにはそれ相当の対価を支払わなくてはならない。それが等価交換の原則だ。」

という言葉があります。

主人公のエドワード・エルリックと弟のアルフォンス・エルリックは、錬金術師の父を持つ兄弟。
ある日、亡くなってしまった母を蘇らせようと、錬金術を用いて「母の錬成」を行おうとします。

その結果、「母の錬成」は失敗し、「異形の者」を錬成した結果、兄は左脚を。
弟は全身を「真理」に奪われることに。

兄エドワードは、せめて弟の魂だけでも奪い返したいと自らの右腕を犠牲にして「弟の魂」を錬成し、自宅にあった古い鎧に定着させます。

錬金術における「等価交換」として、奪われた身体と引き替えに彼らは真理の一部を知り、錬金術師としては上位格へとシフトしますが、大きな代償を払うことに。

やがて二人は「失われた身体を取り戻す」ための旅に出ます。
兄は失われた手足を「機械鎧(オートメイル)」で補完し、弟は鎧姿で。
やがて兄はその特徴から二つ名を「鋼」とし、「鋼の錬金術師」として旅を続けるのでした。

ってなストーリです。

・・・うわぁ、映画版のレビューを全然書いてないっ(汗

え〜っと、まあ映画版はアニメ版の続きってことで、ちょっと納得いかない点も多々ありまくりなんですが、それなりにまとまっていて良かったのではないかと。

・・・で終わりかよっ!(1人ツッコミ)

現実も「鋼の錬金術師」も共に、錬金術師達の至高の目的は、

賢者の石

を手に入れる事でした。

現実世界では、賢者の石が「卑金属」から「貴金属」へ錬成するための触媒と考えられていたそうです。

「鋼の錬金術師」の世界では、錬金術の錬成力を増幅するためのもの。
つまり「等価交換を超える存在」として位置づけられています。

ですが結局は「等価交換」という因果律からは抜けられず、「賢者の石」を手に入れるには「相当の代価」が必要なのですが。

こんな感じでテーマ的にも設定的にも結構面白いマンガだと思います。

Fe+は大学時代に一番大好きだった授業が「科学史」でした。
古くは古代ローマ時代から、中世、近代とかけて科学の発展の歴史を学ぶ訳ですが、科学は哲学などとも密接に関係しており、錬金術も然り、人間機械論に然り。
現代でも役に立つ素敵な学問です。

そんな「科学史」好きのFe+としては「鋼の錬金術師」推しておきます。

ところで・・・

一時は否定された「卑金属」から「貴金属」への錬成ですが、現代では肯定できるそうです。

つまり、金は「生成可能」であると。

方法は、金より原子番号が1つ大きい水銀に対してガンマ線を照射すると「金」になるんだそうです。
ただし、かかるコストと得られる金とが

全く釣り合わない

と言うことと、長い年月を要するってことで全く意味がないそうですが。

これも「等価交換」ってことですかねきりりネコ
posted at 2005/07/28 1:15:04
lastupdate at 2005/11/02 10:41:02
修正
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2005/07/26
映画「魁!!クロマティ高校 THE☆MOVIE」鑑賞

魁!!クロマティ高校 THE☆MOVIE

観てきましたよ〜。
渋谷まで。

ちょっと疲れました。かなりか・・・

え〜、一部では「映像化不可能」とまで言われた魁!!クロマティ高校ですが、見事に実写化されていました。
それにしても最近「映像化不可能」って言葉流行していますよね〜にこネコ

この映画、チープさが何とも言えません。

ただいわゆる「クロ高」らしさというのは中盤で終了。
後半からは「地球防衛軍ネタ」をひたすら引っ張ってしまい時間切れって感じでした。

個人的には竹ノ内にもっと乗り物酔いして欲しかったのと、山口ノボルには期待しておりました。
ほとんど1カット状態でしたけど。

それにしても主人公の神山高志を演じた須賀貴匡君は激似です。
漫画のイメージに近くてかなりの満足度。

魁!!クロマティ高校 THE☆MOVIE

あと微妙に似ているフレディや北斗(子分含む)もなかなか良いキャスティング。
高知東生ちゃんがプーたんを演じているのには結構笑いました。

約一時間半の時間に「クロ高ワールド」詰め込むのには無理があったのか、オイしいネタを盛り込めていない感がありますが仕方ないでしょう。

今回、Fe+は渋谷のシネマセゾンで観たのですが、映画館の入り口に映画で実際に使った

メカ沢とゴリラ

がいました。

魁!!クロマティ高校 THE☆MOVIE

メカラッタ、メカラッタ(弟談)

みんな携帯のデジカメで撮りまくっておりましたが、館内アナウンスがまた面白かったです。

えー、なおメカ沢とゴリラにはお手を触れないようお願い致します・・・

って(笑)
posted at 2005/07/26 1:20:09
lastupdate at 2005/11/07 18:36:01
修正
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2005/07/25
映画「姑獲鳥の夏」鑑賞

姑獲鳥の夏

「この世には不思議なことなど何もないのだよ、関口君」

京極夏彦原作の「姑獲鳥の夏」観て参りました。

京極夏彦といえば、

恐ろしい程にぶ厚い本を書いているヒト

手を出そうとは思うのですが、あのボリューム感にあてられてしまって手を出せない作家の1人です。

さて映画版の方ですが、かなり良くできた作品だと思いました。
まず主役級の俳優さんが堤真一ちゃんと、永瀬正敏ちゃん。

姑獲鳥の夏

それぞれ演技力には定評がある二人ががっちりと枠を固め、阿部寛ちゃん、原田知世ちゃんなども脇をしっかりと固めております。

舞台は戦後間もない頃の日本。
日本固有の「高湿度」感満点な演出と、科学的思考力を披露する京極堂という人物像が、独特の世界観を創り上げています。

物語もダレることなく進んでいきますので、ストレスなく観ている事が出来ます。
この辺りは脚本が秀逸なのかも知れません。

Fe+的にちょっと気になったのは、「時代考証」についてでしょうか?
引っかかる点がいくつかありました。

当時、「蛍光灯って存在していたの?」「懐中電灯もあったの?」「文字は左→右で書くの?」など細かい点が観ていてちょっと気になっちゃったんですよね。

でも多分正しのかなぁ〜

興味が沸いたので小説に手を出してみようかな〜。
是非「京極堂シリーズ」今後も映画化して欲しいものです。

姑獲鳥の夏

チリーン
posted at 2005/07/25 1:03:07
lastupdate at 2005/07/25 12:36:47
修正
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2005/07/24
映画「アイランド」鑑賞

アイランド

♪夏、夏、夏、夏、トコ〜ナ〜ツ。

♪アイ、アイ、アイ、アイ、アイラ〜ンド


って、Fe+の世代だとこの歌詞が脳裏をよぎります。
ユアン・マクレガー主演の「アイランド」観てきました。

最近彼の代表作といえばすっかり「スター・ウォーズ」になってしまいましたね。
どうも「オビ・ワン・ケノービ」のイメージが定着しちゃって、最初トレーラで観たときでさえ、何か違和感を感じちゃったくらいです。

さて、この「アイランド」。
近年急速に進歩したバイオテクノロジーや遺伝子研究、クローニング技術などが今後順調に進歩してゆけば、いずれ現実になるであろう近未来を描いています。

当然、生命倫理の問題もあり、クローニングは技術としては確立されていますが、「人間に適用」することは

建前上

どの国家も表だっては許していませんよね。
(無学なもので違うかも知れませんが)

軍事目的での研究では極秘裏で進められているかも知れませんけど。

主人公を演じたユアン・マクレガー、今回は1人二役を演じた訳ですが、

とっても上手

です。

とにかくお互いに「微妙に違う人格」を見事に演じ分け、味付け具合も絶妙。
誇張がなく、極めてナチュラルに「無菌室で育ったクローン」と「世間の垢にまみれた本体」を演じきっています。

さすがグット俳優。マクレガーちゃん。

監督はマイケル・ベイちゃん。
「アルマゲドン」はまぁまぁだったのですが、「パールハーバー」は個人的には・・・・
という監督さん。

「今回はどうかな?」と思っていたのですが、上出来でした。
映画のリズムやテンポは軽妙で、「施設での生活」→「脱出」→「逃走」→「逆襲」と軽やかにストーリーが進みます。

あと、「近未来」的な映像の味付けが良かったですね。

車やヘリコプター、列車等などの形状、メカ機能、街の景観、コンピュータのGUI、手術用マニュピュレータなどなど。

現代から「15年ほど経過したら、これ位進化しているだろう」的ツボを押さえています。

数年前に人間の臓器移植の可能性として、「豚」が注目されているという記事を読んだことがあります。
確か「豚の臓器と人間の臓器はサイズが近い」そうで。

近い未来、拒絶反応を抑えるために「本人の遺伝子情報を持つ豚」を育てて、「いざ」って時に移植を行えるようになるとか。ならないとか。

そうすると、「外見は人間」「臓器は全部豚」なんていう「ハイブリット人間」が生まれる可能性だってあるって事なんですかね?

果たしてその状態は「ヒト」と呼べるのでしょうか?

映画では「本人の完全クローン」が「身体パーツ」となっています。
クローンの主人公「リンカーン」は誰からも学ばずに、オリジナルの記憶や才能を継承していました。

そうすると、身体も遺伝子も記憶も才能もほぼ同一になってしまい、唯一違うのは「育った環境」。
下手をすれば身体のほぼ全てをパーツとして「入れ替える」事も可能。

現在の外科技術では不可能かもしれませんが、「脳の部分交換」だって可能。
ここまで進むと「どこまでがオリジナル」なんだか分からない。
ってことに。

とまぁ、この分野の話、Fe+は大好きなので興味や思考が尽きることがありません。

いずれ、科学が更に進歩し暴走し、「倫理」という枠が消し飛んでしまった時には「人間という種としての定義が変わる日」が来るかも知れませんね。
とても「遠い未来のようで身近な問題」を考えさせてくれる映画です。
posted at 2005/07/24 3:49:34
lastupdate at 2006/08/19 13:31:23
修正
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2005/07/17
映画「亀は意外と速く泳ぐ」鑑賞

亀は意外と早く泳ぐ

ようやく見てきました。
テアトル新宿で観てきたのですが、ミニシアターに人がびっしりで意外と大人気。
さすが「王様のブランチ」で紹介された影響でしょうか。

さて、内容なのですが

あって無きが如し

って感じですね。

うーん、「さ〜らりとした梅〜酒」よりもっとさらり。
映画館から出たらほとんど

何も頭に残っていない

ってくらい。

主人公の片倉スズメは外国に単身赴任した夫を持つごく平凡な主婦。
ある日突然、スパイ募集の張り紙を見つけ、スパイのバイトをすることになっちゃいます。

指令は、

フツーに暮らすこと。

とりあえず、「フツーに暮らして潜伏せよ」と。
ところが、フツーにしようと意識すればするほど、「フツーって難しい」ってことに気づくスズメ。

地元の平凡な味を追求するラーメン屋のオヤヂ。
海外旅行好きな豆腐屋のオヤヂ。
公園でベンチに座りアリに餌をあげ続けるホームレス風のオバチャン。

そんなごく平凡(?)な人たちも実は同じスパイ。

彼、彼女らも「来る日」に備え、ごく平凡な人々を演じるスパイであることにスズメは気づきます。

日々繰り返される無意識な生活を「平凡」と呼ぶのであれば、
指示されたり、演じたりする「平凡」は果たして「平凡」と呼べるのであろうか?

なんて感じのちょっと哲学的なテーマが裏に見え隠れする映画です。

全編通して「フジの25:00から始まるドラマ」みたいな雰囲気を持つ本作。
主人公を演じる上野樹里ちゃんの初々しくてちょっとユルい演技がスパイスとして効いています。

なかなか面白いとは思いますが、「ユルい映画」ですのでその辺りは覚悟して観に行った方がよろしいかと。

posted at 2005/07/17 13:30:25
lastupdate at 2005/07/17 13:38:18
修正
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2005/07/10
映画「宇宙戦争」鑑賞

宇宙戦争

トム様主演の宇宙戦争を鑑賞してきました。

これ原題は「WAR OF THE WORLDS」ですか?
宇宙戦争ぢゃなくって

世界大戦

のような気がするのは英語素人だからでしょうか?

よっぽど

スターウォーズ

の方が「宇宙戦争」というタイトルにあっているような気が・・・

本作品は、1953年に製作された「宇宙戦争」のリメイクなんですよね。
ということは約半世紀前に製作された作品ということで、

オチがアレ

というのも極めて納得がいきます。

近代としては「夢オチ」に次ぐ

安直系オチ

とも言えるあのオチ。
映像的に格段の進歩を見せているだけになんともミスマッチ感が漂います。

さて、本作品はスピルバーグがルーカスに宣戦布告したのか援護射撃をしたのか、兎角「スターウォーズ エピソード3」と比較されるケースが多いですが、あまりその辺りを気にして見てはいけない作品ですね。

あくまでもこっちはレトロ。レトロフューチャーです。

ただ「ごく平凡な日常に訪れる異常な事態」という雰囲気はリアル感があり、面白い点ではありましたが。

えーっと、火星人の宇宙船は「トライポッド」でしたっけ?

それとも

テトラポッドでしたっけ?

あっ、それは海岸にあるやつか・・・

とにかくテトラポッド・・・もといトライポッド。
人間を一瞬にして消滅させうる強烈なビーム砲を搭載し、強固なシールドに覆われ、絶望的な強さを誇る人類を掃討するための強大な地球外兵器。

ストーリ中に

「どうやら大阪ではヤツを倒したらしい」

という噂がまことしやかに流れます。

流石、オバチャン世界最強の土地大阪。

きっと「トラ柄のシャツ着て買い物かご」持ったオバチャンが

ちょっとアンタ何してるの?

まけて〜な。ちょっとあんたしつこいわー。そこどき〜。

みたいな感じで突撃していったのかも知れません。(Fe+的大阪オバチャンのイメージ)
宇宙人をも倒す大阪のオバチャンパワー。

最早、その勇名は世界どころか

火星にまで轟く

までに達したんでしょうね。きっと。
これには「世界の警察」自負するアメーリカもさぞかし驚いたことでしょう。

恐るべき浪速パワー。

と、勝手な妄想を膨らませつつ物語は進んでゆきます。

今回主人公を演じたトム様。
基本的には奥さんと離婚して、息子からは「サムいオヤヂ」扱いされているごくフツー(?)のお父さん役です。

ですが、息子を娘を守るため獅子奮迅の活躍。
途中、窮地を救われた恩人をも

考えの違い

というたったそれだけのために

ヤッチマイナ〜(by. ルーシー・リュー)

とばかりにあの世行きにしちゃったりします。
・・・ひどいな〜。トム様。

とまぁ、ディテールに関しては万事微妙な点が多く。
オチに関しては

最大に微妙

というこの「宇宙戦争」。
Fe+的には「想定の範囲内」の出来だったので特に文句はないですね。

ただ見るのは一回で十分という感想ではありますが・・・

posted at 2005/07/10 2:55:30
lastupdate at 2005/11/02 10:43:40
修正
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2005/06/23
映画「戦国自衛隊1549」鑑賞

戦国自衛隊 1549

あ〜ぁ、やっちゃった(泣)

なんて悲しいリメイクなんでしょ。
あの「終戦のローレライ」や「亡国のイージス」の福井晴敏氏が新たに書き下ろした「戦国自衛隊1549」ですが・・・

とにかく微妙。極めて微妙。

もうどうしようかと。
的確なコメントが思いつきませぬ。

主役を演じるのは日本で5本の指に入る○根役者、江口ちゃんです。
鈴木京香ちゃんや、鹿賀丈史氏、北村一輝氏などの豪華キャストも脇を飾ります。

特に鹿賀丈史氏、北村一輝氏はFe+のお気に入りの俳優さんなので見所タップリだったのが嬉しかったです。

んが

江口ちゃんが・・・相変わらずの棒読み台詞。
あの微妙な演技力は天然なのか、それとも本当に演技なのでしょうか。

戦国自衛隊 1549

演技だとすると、最早

ネ申レベル

と申せましょう。にこネコ

さて、最早ストーリに言及する気があまりないのですが、本作は角川60周年記念作品と言うことで、とにかく

何故、Japanの映画は「記念作品」と名が付く映画が常に○作に終わるのか?

これは永遠のテーマであると言っても過言ではありません。

振り返れば

幻の湖

という立派な

反面教師

が存在すると言うのに・・・

過去に遡り、過去を変える事により発生すると思われる「タイムパラドックス」。

「自分自身が過去に戻り、両親が結ばれないように歴史を変えると」自己の存在はどうなってしまうのか?

そんな「卵が先かニワトリが先か」のようなたとえ話が良く引き合いに出される、ある意味とってもネタ的には面白い、「タイムスリップもの」としては、戦国自衛隊は観る者の想像力をかき立てる面白い作品だと思います。

これはリメイク版だけではなくオリジナル版も同様なんですけど。

まぁ、ネタ的には面白い作品だと思いますので、お時間があれば是非とオススメしておきましょう・・・・

か?

ちなみに「戦国自衛隊」は戦国時代にスリップしてしまった自衛隊の話であって、

千石先生を自衛する

千石自衛隊

戦国自衛隊 1549

ではないのでご注意願います。うっしっしネコ

って誰も間違えないよ・・・



posted at 2005/06/24 1:38:55
lastupdate at 2005/11/02 10:48:40
修正
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