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某メーカ勤務の怪しい会社員。
40代に突入しても不惑の域に達しない。

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2005/06/13
映画「最後の恋のはじめ方」鑑賞

最後の恋のはじめ方

Fe+的には、ウィル・スミスといえば「ワイルド・ワイド・ウエスト」です。
はい、あの

微妙

な映画ですね。

恋愛が下手な人限定の「デートコンサルト」を仕事にしているヒッチ演じるウィル・スミス。

ドジでいつもドタバタしているアルバートという太っちょの兄ちゃんが、自分の働いている職場のセレブのアレグラに恋をしちゃいます。

アルバートは、ヒッチになんとかアレグラに告白したいとコンサルティングを依頼します。
でもアルバートからしてみれば、彼女は高嶺の花、掃き溜めの鶴。
とても手の届くような女性ではありません。

それに加えて、アルバートはいつもドジばかり。

最後の恋のはじめ方

そんなアルバートを励まし、なんとかアレグラと恋仲になるようにヒッチは頑張ります。
アルバートに「ボロ」が出ないように、常に釘を刺し、彼女に好かれるような振る舞いを徹底的に教え込みます。

そんなヒッチにも、ある日突然、恋が芽生えます。
ゴシップ専門の新聞記者サラと出会い、「デートコンサルタント」としての腕を発揮し、彼女に猛烈アタック。

最後の恋のはじめ方

何度かのデートを重ねて、とうとう恋人同士に。
一方アルバートも順調に憧れのセレブとデートを重ねます。

しかし、あることをきっかけに、アルバートには「デートコンサルタント」という「いかがわしい職業のヤツ」の影がちらほら。
運悪く、サラの友人が悪い男に引っかかり、またしても裏には「デートコンサルタント」の影が。

そこで、サラは友人の敵討ちをばかりに「デートコンサルタント」をおびき出す作戦に出ます。
そして待ち合わせの現場に現れたのは・・・

後半は、ヒッチもアルバートも「デート演出」なんていう表面上の装飾を捨て、素直な自分をさらけ出して相手にぶつかっていきます。

セレブのアレグラも、新聞記者のサラも、実はそんな「おしゃれ」な面など余り気にしていなかったんですね。
アルバートのお茶目さ、ヒッチの必死さという「地」に惹かれていたということに二人はやがて気付きます。

ついこの前公開になった「電車男」も同様ですが、飾らない素直な姿」へ惹かれるという、「人が人を好きになる」という本質は、

洋の東西を問わない

んだなぁと。

今回ウィル・スミスはラブコメディ初挑戦らしいのですが、

地球救ったり、変な乗り物乗ったり、宇宙人と戦うより

これ位のノリが似合っているような気がしちゃいました。

posted at 2005/06/14 2:36:51
lastupdate at 2005/11/02 10:47:44
修正
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2005/06/12
映画「フォーガットン」鑑賞

フォーガットン

・・・この映画を見たことを

フォーガットン

しちゃおうかなぁ〜

ジュリアン・ムーアちゃん主演、フォーガットン観てきました。
なんとまぁ、安直な設定。

伏線張りまくり、謎に謎を重ねておいて、オチが

アレ

とは・・・
なんだかねぇ〜。

ジュリアン・ムーアちゃん演じるテリーは、飛行機事故で失った息子サムが忘れられず、悲しみに暮れる毎日を過ごしています。

ですが、彼女の旦那はサムはこの世に存在していないとテリーを諭します。
そしてサムの遊び友達だった女の子のローレンも同じ飛行機事故で亡くなってしまうのですが、彼女の父親であるアッシュもまた、「俺に娘はいない」と、その存在を否定します。

やがてテリーの旦那は、彼女が自分の奥さんであった事すら否定。
今までの息子との3人暮らしはテリーが生み出した妄想なのか。

しかし、彼女は「自分が正しくて」「自分を取り巻く周囲の人たちが記憶を失っている」と確信し、息子を奪還すべく目に見えない敵に対してアッシュと二人で戦いを挑んでいきます。

とまぁ、こんな感じなストーリです。

劇中、突然テリーが「変に思うかもしれないけど、これはきっと○○人の仕業よ」みたいな、

本当に突飛な推理

を披露したり、

テリーとアッシュを調査していていた刑事も

うん信じるわ

みたいな感じで、「○○人」関与説を全面に打ち出しちゃいます。
みんなとっても素直なんですね。

つまりオチは予測可能、そして

もうなんでもあり状態

が映画中盤で確定しちゃいます。泣き笑いネコ

「シックスセンス」以来、もっとも衝撃的なスリラー!

という謳い文句ですが、「アンブレイカブル」や「ヴィレッジ」も然り、
「シックスセンス」を引き合いに出したキャッチコピーが付いていたと思うのですが、

そろそろ「シックスセンス」が気の毒

になってきたので、本当に自信があるときだけに使ってね。

と本気で心配しちゃったりして。

posted at 2005/06/12 3:06:23
lastupdate at 2005/11/02 10:50:11
修正
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2005/06/05
映画「電車男」鑑賞

電車男

「2ちゃんねる」も小説もコミックも一切見ておらず、予備知識一切なしでの鑑賞です。
なので実話や、小説と比較してどれだけ忠実なのかは知りませんが。

さて、素直な感想です。

面白かったです。

主人公「電車男」を演じる山田孝之君。さすがです。
彼は本当に演技力が冴えています。
どんな役柄でもこなしてしまうだけの力量がありますね。

それにしても恋愛ストーリとしてはウケる要素満載ですね「電車男」。

Fe+が好きな漫画家の山田玲司先生代表作「Bバージン」のようなストーリだなと思いました。

電車男

Bバージンは、カメヲタクだった主人公の「秋」が、高校生の時に一目惚れした「ユイ」のために、「カメヲタク」を捨て、ブランドで身を固め、おしゃれに変身し、女性の思い描く理想像の男性を演じることで、「ユイ」に振り向いて貰おうと頑張る1人の青年の物語です。

最初は、所謂「チャラ男」を演じている訳なんですが、「1人の女性のために、本当の自分を隠している」という状況に耐えられなくなり、後半では、「カメヲタク」という本性を「ユイ」に晒し、本当の自分をさらけ出し、そして自らの「ヲタ能力」を昇華させる人間ドラマでもありました。

「電車男」も結局、色々な人達からアドバイスを受け、「ヲタ」を隠していたような気がするのですが、最後には、「彼自身の素直な姿」を晒しましたね。

Fe+的には、おしゃれな服を着て、髪を切り、「ヲタ」の匂いを消し去った姿よりも、最後にアキバで「百式」のTシャツを着て、泣きじゃくる「電車男」の方がカッコイイと感じました。
山田孝之君が、元々カッコイイという側面もあるのですが。

映画的な演出で、現実とは全く異なっているとは思うのですが、かっこよさの本質はそこかなと思うのです。

つまり、異性は別に「その人の姿格好なんて、最終的にはどうでもいい」と思っているもので、「弱さや、脆さなど、ある意味、人間くささ」に共感し、惹かれるのではないかと思います。

恋愛に発展する課程において、確かに外見は重要な要素かも知れません。
しかし、本当に大切なのは

自分らしさ、ユニークさ

なんだと思うんです。
つまり中身ですね。

中身が伴わなければ、外見は飾りでしかありません。

理系の大学出身者なら賛同して頂けると思うのですが、教室に「電車男」に出てきたような格好をしている人は

ゴロゴロして

ます。
現にFe+も学生時代、「ヲタ系ファッションの人」一杯いました。
でも、それは個性だったんだなと思うようになりました。

「電車男」は「エルメスさん」を好きになったから、「自らの外見を変えようと、内面が変化」した結果、外見が変わったんだと、Fe+は思っています。

電車男

つまり、「他人が変えたのではなく、自分自身が変えようとした」から変わったんですね。
これが、「殻を破る」という事なんじゃないでしょうか。

今まで、居心地の良かったストーリから抜け出して、違うストーリへと飛び込む勇気。
これって、もの凄く精神的なエネルギーを消費する筈なんですよ。

だって、今までの「自分を否定する行為」でもあるんですから、その呪縛や、正当性から抜け出せないのが普通だから。

内面と外面は相互作用があり、外見は内面の表現形である。
そんな気もします。

電車男がヒットした要因は、

国民総ヲタ化

を邁進している我が男性陣の支持に寄るところが大きいのかなと思います。
とにかく、実話としては「恐ろしく出来た話」です。

これはウケる筈です。
あまり期待はしていませんでしたが、1人の若者が成長してゆく姿が凝縮されていて面白かったと思います。

ドラマも期待しよっと。
posted at 2005/06/06 1:12:00
lastupdate at 2005/11/02 10:46:45
修正
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2005/06/01
映画「バタフライ・エフェクト」鑑賞

バタフライ・エフェクト

「メメント」という映画をちょっと思い出してしまいました。

主人公のエヴァン君は、小さい時に記憶が突然途切れるという体験を何度もした少年。
やがて青年になったとき、あるきっかけで、過去幼いときに途切れていた記憶の断片を思い出す方法を見つけます。

それが、「現在の自分へ」と繋がる道を変える力であることに気付きます。

バタフライ・エフェクト

デフォルト状態

つまり、過去を変えちゃう力なんですね。
それによって、現在自分がおかれている状況を変えることが出来ちゃうんです。

過去を振り返ってみて、「あぁ、あの時、こうしていれば・・・」という人生の岐路って沢山あると思うのですが、この「バタフライ・エフェクト」は、その「もし」を体験できるなかなか斬新な映画です。

例えば、幼なじみの彼女を救いたい→過去を変えてみる→前とは違う「現在」に変更。

バタフライ・エフェクト

成功例(過去調整後・その1)

というように、エヴァンは懸命に「一番良い現在」を作るために、過去を色々と「いじり」ます。
時には、自分が「悲惨な状況」になっている「現在」や、ちょっとしたきっかけで「最悪のヤツ」が「最良のヤツ」に変わっている「現在」だったり。

そんな、「過去の調整」を繰り返しながら、至った結論は・・・

まさに「バタフライ・エフェクト」という表題がはまってます。
ちなみに「バタフライ・エフェクト」とはカオス理論で出てくる言葉らしいです。

トレーラが「恋愛もの」のような感じだったので、当初、あまり興味がなかったのですが、公式サイトを調べてみると印象が全く違っており、Fe+的に好きそうな映画だと判明。

近年、「トレーラでは面白そうなのに、実際は・・・」という映画が多い中、その逆というのも珍しいです。

是非、オススメしたい映画です。

posted at 2005/06/01 0:26:12
lastupdate at 2005/11/02 10:51:44
修正
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2005/05/29
映画「ミリオンダラー・ベイビー」鑑賞

ミリオンダラー・ベイビー

アカデミー賞で監督賞や作品賞など主要4部門を受賞した「ミリオンダラー・ベイビー」観てきました。

うん、これは面白いです。
元々ボクシングを扱った作品は結構好きなんですが、今までにはない斬新な切り口の作品です。

クリント・イーストウッドも74歳とは思えないカッコ良さです。
いや〜、ますます演技に磨きがかかってカッコ良さが増しております。

ミリオンダラー・ベイビー

「自分を守れ」を信条としている名トレーナ、フランキーを演じるイーストウッド。
かつて、ボクシング片目を失明してから、ずっとボクシングジムに住み込みで働いているモーガンフリーマン演じる初老の老人。

そんなジムに突然やってくるのが、30歳を超えてなお、プロボクサーになる夢を追いかけている女ボクサー、マギー。

最初、フランキーはマギーのジム入門を断り、トレーニングを付けようとしません。
ですが、彼女のひたむきなガッツに少しずつ心を動かされ、やがて1ラウンドOKの山を築くプロボクサーに育て上げます。

「上のタイトル」を狙うマギーに対して、妙に慎重なフランキー。
マギーは苛立ちを隠せませんが、フランキーに対する絶大な信頼感から、決して彼から離れようとはしません。

そして訪れる、運命の試合。
そこで彼女を待ちかまえていたのはあまりにも不条理で、悲しい結末でした。

ミリオンダラー・ベイビー

中盤までは「女性版ロッキー」の雰囲気を醸していたのですが、後半は一変して「生きること」「生きていくこと」「贖罪」などの重いテーマに観客をグイグイと引き込んでいきます。

クリント・イーストウッドらしい、静かな中にも、激しい想いが込められていると感じさせる。
そんな映画です。

モーガンフリーマンなど、超一級の俳優陣により、重厚な演技力がこの作品全体を支えている屋台骨となっています。

この「ミリオンダラー・ベイビー」を観て、アカデミー賞の主要部門を「アビエイター」が獲れない訳だと容易に理解できちゃいました。

とにかくクリント・イーストウッドと、ヒラリー・スワンクちゃんの見事な演技に注目して下さい。
これは観ておいて損はないと思いますよ〜。

posted at 2005/05/30 0:11:12
lastupdate at 2005/11/05 18:53:43
修正
comments (2) ||
 
2005/05/26
映画「デンジャラス・ビューティ2」鑑賞

デンジャラス・ビューティ2

本当は、「ザ・インタープリター」か「炎のメモリアル」を見ようと思っていたのですが、マイクロソフトのカンファレンスに参加して、すっかり頭がオーバヒートしちゃっていたのでお気楽な作品に変更しちゃいました。

実は前作観てなんいです。

まぁ、問題かな?
と思ったので観てみました。

個人的にサンドラ・ブロック嬢を見るのは久しぶりで、どれくらい久しぶりかと言うと、

「スピード」以来

なんですよね。

基本的には「はちゃめちゃムービー」なんで、細かい点は目をつぶるんですが、
なぜ

元ミスアメリカを誘拐しようと思ったのかさっぱり分からん

のです。

もちろん、身代金目的だってのは分かるんですが、別にね〜。
もっとふさわしい人が沢山いるだろうにね。

ストーリ上、そうなって貰わないと困るってだけの気が・・・

中盤の見所でもある「女同士の戦い」ですが、サンドラちゃんと、相棒のレジーナちゃん。
「決して自己の非を認めない国アメリカ」のコワーイお姉様達のバトルは、

ほとんどエイリアンVSプレデター状態

です。
まさに破壊的。

あと非常〜に気になったのは、ウィリアム・シャトナーが、

激太りしてる〜

っていう点でしょうか。
どうしたのカーク船長。

論理的にあり得ません、提督。にこネコ

デンジャラス・ビューティ2

昔はこんなにスマートで格好良かったのに・・・泣き笑いネコ

なんだかレビューなのか雑記なのか全くわからないコメントになってしまいました。
まぁ、お気楽ムービーなんでこんな所で許してちょ。
posted at 2005/05/26 0:22:09
lastupdate at 2006/07/16 21:22:36
修正
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2005/05/17
映画「スカーレット・レター」鑑賞

スカーレット・レター

名優ハン・ソッキュ主演のスカーレット・レターを観てきました。
ハン・ソッキュは演劇大学出身の実力俳優で、その卓越した演技力で定評のある人物ですが、「自ら出演する作品を吟味して厳選する」ことでも有名です。

おかげで、彼が出演する作品はどれも、強烈なイメージをスクリーンに焼き付けておりました。

さて今回は、アメリカ文学である「緋文字」の原題である「スカーレット・レター」をタイトルに拝借しているとこのことで、

インモラルな愛

がテーマです。
ハン・ソッキュ演じる警察学校出身のエリート刑事「ギフン」と、その妻「スヒョン」、そしてジャスシンガーの愛人「カヒ」の3人が織りなす愛憎劇です。

愛人カヒを演じたイ・ウンジュちゃん、もう凄いです。

スカーレット・レター

正直、

怖い

くらい真に迫っています。
女性の、こう何て言っていいのか分かりませんが、「とにかく怖いところ」がモロに直撃してくるって感じでしょうか。

ギフンとカヒの不倫関係は、カヒが妊娠したことにより、少しずつ壊れてゆきます。

慎ましい妻のスヒョンも同時に妊娠するのですが、何故か子供を産もうとしません。
実は三人は友人同士だったため、スヒョンは、ギフンとカヒの不倫関係を知っていたんですね。

そして、ラストにはカヒとスヒョンとの

もっと妖しい関係

が判明します。

三者三様のこの難しい関係をハン・ソッキュ、イ・ウンジュを代表とする役者さん達が見事に演じきっています。

ラストでは、そんな「甘い不倫関係」が一転し、ギフンとカヒは地獄へと突き落とされます。
許されない愛に溺れていた二人に訪れたのは、想像するのも嫌な現実でした。

カヒはそんな地獄の中で言います。
「生まれてきた子供には真珠と名付ける」と。

これは、先程の「緋文字」でヘスターという女性が、アーサーという男性と不倫関係になり、生んだ子供「パール」からきているようです。

とにかくラストは圧巻です。
このシーンは、正直ハン・ソッキュでなければ無理だという程の演技力が必要とされるんじゃないでしょうか。
ゆっくりと壊れていく人格や心理などの描写を、身震いするほど観客に叩き付けてきます。

ハン・ソッキュは、「シュリ」や「八月のクリスマス」などで、優しいキャラクターを演じることが多かったんですが、「カル」では、影のある刑事役を演じたりと、演技力に幅のある役者さんです。

今回スカーレット・レターでは、「ちょっと傲慢な人物」を演じており、今までのイメージとはかなり違う役柄に最初驚いちゃいました。

あとはカヒ役のイ・ウンジュちゃんは、この作品を最後に謎の死を遂げてしまいましたが、世間では、この作品がトリガーになっているのでは?
と、まことしやかに囁かれているようですね。

確かに、そういう憶測を信じてしまいたくなるほど、彼女は役柄に入り込んでいた気がします。

ハン・ソッキュがスクリーンを通して伝わる演技力だとすると、
彼女のそれは、

スクリーンを突き破って、傍らまで寄ってくるような

リアルな演技だったなと。
惜しい役者さんだったと思います。

にしても「不倫の結末」が、

あれ

ですからね。
不倫カップルがこの映画を見に来ていたら、

ガクガク(((( ;゜Д゜))))ブルブル

かも知れませんね。
(シチュエーション的にはあり得ないから大丈夫ですが)

またもや韓国映画のクオリティに感服しちゃいました。
posted at 2005/05/17 12:09:07
lastupdate at 2005/11/02 10:53:50
修正
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2005/05/15
映画「コーラス」鑑賞

コーラス

ピエール・モランジュ少年を演じるジャン=バティスト・モニエ君の歌声は、本当に「天使の歌声」のように澄み切っており、聞いていて何故か自然に涙が・・・

良い映画でした。
幼いときに良い師に出会うことがどんなに貴重で、大切な事なのかよく分かります。

問題児ばかりの寄宿学校で暮らす少年達は、いつも悪ふざけ、いたずら好きで先生達を困らせてばかり。

そんな生徒達に対して、「目には目を」と厳しい体罰や処罰で臨む先生達。
自らの栄達しか考えず、生徒達のことを微塵も考えない厳しい校長先生。

そんな学校に音楽教師クレマン・マチュー先生がやってきます。
マチュー先生は、今までの先生とは違い、子供達の目線で常に接し、決して「悪ガキ達」を力で押さえようとしたり、厳しい罰で対処したりしません。

そして、そんな生徒達をなんとかまとめようと、音楽家として才能を活かして、合唱団を結成します。

最初、「禿頭のオヤジ」と言って、小馬鹿にしていた生徒達も、マシュー先生の真摯な接し方に少しずつ心を開いて行きます。

そんな中、1人だけ合唱団の輪に加わらない少年がいました。
その少年が、「奇跡の声」を持つ、モランジュ少年でした。

コーラス

モランジュ少年の歌声を聞いたマシュー先生は、その卓越した歌声に感動し、必ずや将来、立派な音楽家になることを確信し、モランジュ少年を指導し始めます。

不良連中と組み、悪さばかりしていたモランジュ少年は、マシュー先生に対して最初は心を開きませんでしたが、次第に歌に没頭し、己の才能に気付き始めます。

そして、合唱団のソロを担当するまでになったモランジュ少年。
最後にはマシュー先生に対して感謝と信頼を寄せる関係になってゆきます。

マシュー先生は、モランジュ少年の母親に今の寄宿学校からリヨンの音楽学校に転校するべきだと必死で説得します。

「不良ばかりの集団で、何1つ他人に誇れるものなどない」と生徒達自身も、先生達も思っていた生徒達が、マシュー先生により、見事な歌声で他人を魅了するまでに成長したのでした。

50年後。
1人の偉大な音楽家は、かつて寄宿学校で学んだ時に音楽を教えて貰った恩師の日記を受け取ります。

コーラス

そして、恩師のマシュー先生、寄宿学校を思い出すのでした。

「親と上司は選べない」とは言いますが、人の人生なんて、ちょっとしたきっかけで大きく変わるものですよね。

この映画を通じて、改めて「コーチング」の大切さを再認識しちゃいます。
昨今では「良い師」に出会える確率よりも「悪い師」に出会ってしまう確率の方が、増えている気がしますし。

「教育の本質とは」というテーマを考えさせられる映画でした。
posted at 2005/05/15 23:43:46
lastupdate at 2005/11/04 8:32:27
修正
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