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2004/11/21
ハウルの動く城
映画「ハウルの動く城」鑑賞

ハウルの動く城

勝負あった

って感じですね、鈴木プロデューサ。

今年の春に上映された「イノセンス」も「ハウルの動く城」も同氏がプロデュースした映画ですが、映画館での状況は大きく違いました。

まず「イノセンス」は前作「攻殻機動隊 Ghost in the Shell」と比較して約10倍の観客動員数を記録したそうですが、それでも上映時の映画館はそんなに混雑しておりませんでした。
(2回見に行きましたが、2回とも同様な状況でした。ちなみに1回目は公開日です。)

ですが、「ハウルの動く城」は、

夕方まで、ぼぼ満席でチケットが取れない状態

しかも普段映画を見に来ていないと思われる人や、家族連れが非常に多い。
最近よく利用している川崎のチネチッタが今まで見たことがないような混雑ぶり。

前回、韓国映画で「TUBE」という映画を紹介したと思いますが、そのときには館内に

総勢5名

であった事を考えると、その人気に驚かされます。

内容としては従来の宮崎アニメとは異なり、原作が存在していますから多少新鮮な感じがしました。

強いて言えば、かつてルパン三世を「宮崎調」にアレンジして一部のマニアをうならせた名作「カリオストロの城」のようなアレンジぶりという感じなんでしょうか?
(原作の「ハウルの動く城」は読んでいませんが)

主人公の魔法使いハウル(声は木村拓哉氏)が人間味溢れるキャラクターとして描かれていますので、きっと女性陣から人気を博すこと間違いありませんね。

上映後に館内から出る際に、

ハウル格好良かったね〜(はあと)

と言っている女性が多かったです。

ちょっと臆病で、戦いが嫌いなハンサムな魔法使いハウルと、呪いでおばあさんにされてしまった少女との恋、という何ともメルヘンチックなストーリですからね、大人から子供までカバーできる良い内容だと思います。

今年振り返ると、日本アニメーションを代表する二人の監督作品が世に出ましたが、

宮崎監督 → 娯楽的アニメーション
押井監督 → 学問的アニメーション

っていう両監督のキャラクターが濃く出た映画達だったなと思います。

まあ私は雑食なんで、特定の食べ物ばかり食べていると飽きてしまうので、何でも食べますから、どちらも好きですけど。

食事もバランス良く、映画もバランス良くってね。
posted at 2004/11/22 11:46:04
lastupdate at 2005/11/07 18:48:42
修正
 
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