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hHandleName = Fe+;
某メーカ勤務の怪しい会社員。
40代に突入しても不惑の域に達しない。
某メーカ勤務の怪しい会社員。
40代に突入しても不惑の域に達しない。
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2005/03/16
師との邂逅
[Fe+の千夜一夜]
東京の八重洲ブックセンターはやっぱり書籍が豊富で素晴らしいですね。
今日も2階をブラブラと見て回っていたのですが、とても素晴らしい本に出会いました。
もしもウサギにコーチがいたら―「視点」を変える53の方法
というコーチングの本です。
近年、コーチングに関する書籍は多数出版されていて、探すのも読むのも困らない状況ですが、この本は将来に渡って記憶に残る一冊になりそうです。
買ったその日に一気に
2回も読んでしまいました。
とても読みやすい本です。
ページ数にして200ページちょっとなのですが、集中して読めば大体2〜3時間程度で読み終えることが出来ます。
しかも反復して読みたくなると思わせるほど、表現力がとても豊かで、読み手を引き込みます。
Fe+の持論なのですが、
「頭の良い人は、たとえ話が上手」
という証明をしてくれた本になりました。
以前、本間さんの
ケーススタディで学ぶ「コーチング」に強くなる本―現代の上司に必須のコミュニケーションスキル
ケーススタディで学ぶ 「コーチング」に強くなる本・応用編
「もしもウサギにコーチがいたら」は、本間さんの本を読んだ後に読む事をオススメします。
本間さんの実践的なコーチング指導の後だと、コーチングの精神的な事柄をより深く学ぶことができます。
ファシリテータもコーチングも同様ですが、基本的には「属人性」の高いスキルである点が共通です。
分かりやすく言ってしまえば、「天性の才能」がある人は、本人が何も学ばなくてもコーチやファシリテータを務めることが出来ます。
しかし、全ての人がこのような素晴らしい才能を持っている訳ではありません。
ですが「勉強と訓練さえすれば誰でもコーチングは可能」
そんな期待をすることが出来る書籍達です。
「属人性」をなくすためには「フレームワーク化」することが必要ですが、「もしもウサギにコーチがいたら」は、
気持ちの持ち方、考え方のフレームワーク
を「ウサギとカメ」という誰でも知っている童話を題材にして、とても上手に提示しています。
Fe+は、上記3冊のようなアプローチはとっても精神的な波長が合いやすいので大好きです。
ファシリテータに関しての書籍としては、以前に
ファシリテーターになろう
という本を読みました。
この本のアプローチも「属人性」の高いファシリテーションスキルをどのようにして、
「素質」のない人でも可能にするか
をシステムシンキングとSWOT分析というツールを用いてフレームワーク化する手法を説明しています。
「ファシリテーターになろう」に書かれているファシリテータの分類として面白い表現があります。
それは、
「右脳系」ファシリテータと
「左脳系」ファシリテータという考え方です。
前者は、属人的でノウハウや素質の寄与する物が多く、体系化が難しい。
後者は、ロジカルシンキング、クリティカルシンキング、システムシンキングなどの分析手法によって、知識として「概念化」されている手法を用いる。
という感じです。
「もしウサ」(もう省略形・・・)は、そんな分類上では基本は「右脳系」。
でも「左脳系」でもある。
そんな本です。
最後に「もしウサ」で「コーチングの神髄」を見事に表現している箇所をご紹介したいと思います。
ウサギ君、何でも話して下さい。
君の人生がどんなものだったのか、これからどうなるのかどんどん話して下さい。
君が自分の物語を創る手伝いをするためにコーチはいます。
会社の経営者は、会社という素材をもとに物語を創ります。
そしてその物語を作り続けることが経営者の仕事になります。
物語を創るのをやめた瞬間から会社は活力を失ってしまいます。
(中略)
ウサギ君、どんなに荒唐無稽でもかまわないから物語を語って下さい。
まとまっていなくていいんです。話しているあいだに絵になって、だんだん具体的になっていけばいいんです。
私はそれを聞いています。
物語を語って下さい。物語を語りながらそれを検証しましょう。
(中略)
ウサギ君、物語を語って下さい。
私はもちろんずっと聞いています。
君はきっと話ながら、自分の物語を自分の耳で聞き、自分で修正を加えていくでしょう。
君は君の創った物語を生きて経験します。
そして素敵なことに、物語は自分で変えていくことが出来るのだということ。
なんとそのことに気がついたのは20世紀になってからなんです。
ウサギ君、君の物語を話して下さい。
これまでどんな物語で生きてきたのか。その結果どんな経験をしてきたのかを知ることが出来ます。
そして、これからどんな人生にしたいのか、それを話して下さい。
仕事、人との関係、どんな気分でいたいか、話して下さい。
ウサギ君、何はともあれ、話して下さい。君の物語を。
・・・素晴らしいです。個人的に絶賛。
(と同時に、いいのかな〜こんなに引用しちゃって、という不安が・・・)
今日も2階をブラブラと見て回っていたのですが、とても素晴らしい本に出会いました。
もしもウサギにコーチがいたら―「視点」を変える53の方法
というコーチングの本です。
近年、コーチングに関する書籍は多数出版されていて、探すのも読むのも困らない状況ですが、この本は将来に渡って記憶に残る一冊になりそうです。
買ったその日に一気に
2回も読んでしまいました。
とても読みやすい本です。
ページ数にして200ページちょっとなのですが、集中して読めば大体2〜3時間程度で読み終えることが出来ます。
しかも反復して読みたくなると思わせるほど、表現力がとても豊かで、読み手を引き込みます。
Fe+の持論なのですが、
「頭の良い人は、たとえ話が上手」
という証明をしてくれた本になりました。
以前、本間さんの
ケーススタディで学ぶ「コーチング」に強くなる本―現代の上司に必須のコミュニケーションスキル
ケーススタディで学ぶ 「コーチング」に強くなる本・応用編
「もしもウサギにコーチがいたら」は、本間さんの本を読んだ後に読む事をオススメします。
本間さんの実践的なコーチング指導の後だと、コーチングの精神的な事柄をより深く学ぶことができます。
ファシリテータもコーチングも同様ですが、基本的には「属人性」の高いスキルである点が共通です。
分かりやすく言ってしまえば、「天性の才能」がある人は、本人が何も学ばなくてもコーチやファシリテータを務めることが出来ます。
しかし、全ての人がこのような素晴らしい才能を持っている訳ではありません。
ですが「勉強と訓練さえすれば誰でもコーチングは可能」
そんな期待をすることが出来る書籍達です。
「属人性」をなくすためには「フレームワーク化」することが必要ですが、「もしもウサギにコーチがいたら」は、
気持ちの持ち方、考え方のフレームワーク
を「ウサギとカメ」という誰でも知っている童話を題材にして、とても上手に提示しています。
Fe+は、上記3冊のようなアプローチはとっても精神的な波長が合いやすいので大好きです。
ファシリテータに関しての書籍としては、以前に
ファシリテーターになろう
という本を読みました。
この本のアプローチも「属人性」の高いファシリテーションスキルをどのようにして、
「素質」のない人でも可能にするか
をシステムシンキングとSWOT分析というツールを用いてフレームワーク化する手法を説明しています。
「ファシリテーターになろう」に書かれているファシリテータの分類として面白い表現があります。
それは、
「右脳系」ファシリテータと
「左脳系」ファシリテータという考え方です。
前者は、属人的でノウハウや素質の寄与する物が多く、体系化が難しい。
後者は、ロジカルシンキング、クリティカルシンキング、システムシンキングなどの分析手法によって、知識として「概念化」されている手法を用いる。
という感じです。
「もしウサ」(もう省略形・・・)は、そんな分類上では基本は「右脳系」。
でも「左脳系」でもある。
そんな本です。
最後に「もしウサ」で「コーチングの神髄」を見事に表現している箇所をご紹介したいと思います。
ウサギ君、何でも話して下さい。
君の人生がどんなものだったのか、これからどうなるのかどんどん話して下さい。
君が自分の物語を創る手伝いをするためにコーチはいます。
会社の経営者は、会社という素材をもとに物語を創ります。
そしてその物語を作り続けることが経営者の仕事になります。
物語を創るのをやめた瞬間から会社は活力を失ってしまいます。
(中略)
ウサギ君、どんなに荒唐無稽でもかまわないから物語を語って下さい。
まとまっていなくていいんです。話しているあいだに絵になって、だんだん具体的になっていけばいいんです。
私はそれを聞いています。
物語を語って下さい。物語を語りながらそれを検証しましょう。
(中略)
ウサギ君、物語を語って下さい。
私はもちろんずっと聞いています。
君はきっと話ながら、自分の物語を自分の耳で聞き、自分で修正を加えていくでしょう。
君は君の創った物語を生きて経験します。
そして素敵なことに、物語は自分で変えていくことが出来るのだということ。
なんとそのことに気がついたのは20世紀になってからなんです。
ウサギ君、君の物語を話して下さい。
これまでどんな物語で生きてきたのか。その結果どんな経験をしてきたのかを知ることが出来ます。
そして、これからどんな人生にしたいのか、それを話して下さい。
仕事、人との関係、どんな気分でいたいか、話して下さい。
ウサギ君、何はともあれ、話して下さい。君の物語を。
・・・素晴らしいです。個人的に絶賛。
(と同時に、いいのかな〜こんなに引用しちゃって、という不安が・・・)
posted at 2005/03/16 2:02:13
lastupdate at 2006/06/14 2:39:28
【修正】
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