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2006/04/23
分かってきた
経営戦略の授業での宿題。

なぜ、ジェイ・B・バーニーの「企業戦略論」と、伊丹敬之の「経営戦略の論理」では、PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)について一切触れていないのか?

というのが宿題。

PPMを調べると、PPMは1970年初頭にボストンコンサルティンググループが提唱した「市場の成長率」と「競合他社とのマーケットシェア」との軸にしたポートフォリオ分析のこと。

PPMは、上記2軸をベースとして、分析を行うので容易に製品ポジショニング分析、経営意志決定を行うことが出来るが、その容易性から問題点も指摘されている。

具体的には市場成長率が低く、マーケットシェアが低い「問題児」の製品であっても、撤退を行うという意志決定を行うとは限らない。
例えば、その製品が社会貢献的な役割を果たす場合、撤退せずに製品を提供し続けるという意志決定も行われる可能性があり、PPM単独での意志決定は困難である。
そういう意味でPPM単独の役割はそう重要ではない。

さて、経営戦略は歴史的に見ても、まだ未成熟な領域である。
経営戦略とは「いかに競争に成功するか、ということに関して一企業が持つ理論」(WikiPediaより)で、企業における戦略のことである。

経営戦略論は、経営関連諸学の進化プロセスにおいてもっとも未開拓であり、もっとも未熟な領域の1つである。財務(Finance)と組織行動学(Organizational Behavior)は1950年代までに厳格な学術領域として地位を固めつつあったし、マーケティング、会計、オペレーション・マネジメントの分野も1960年代までには同様の地位に達していた。

経営戦略論が学問として未熟な状態から現代の学術理論ベースの分野へと大きく進化した象徴的な出来事は、マイケル・ポーターのCompetitive Strategy (1980) (邦訳『競争の戦略』)と、リチャード・ルメルトのStrategy, Structure, and Economic Performance (1974) (戦略、企業構造、そして経済的パフォーマンス)の発表である。

現在、経営戦略論には二大潮流がある。

1つは、マイケル・ポーターに代表される産業構造分析。
もう1つは、ジェイ・B・バーニーに代表される経営資源分析である。

マイケル・ポーターの著書、「競争の戦略」は最早、経営学の古典的書籍らしいが、そのレビュー記事が、著書の問題点を指摘している。

競争の戦略
競争の戦略

正誤は検証を必要とするが、ポーターの考える「理想論」を断罪しているコメントも存在する。

収益性を決定するには、まず「産業構造」が問われると主張するポーター氏と、業界の構造ではなく業界に提供するケイパビリティが重要だと主張するバーニー氏。
戦略の二大潮流

という興味深い情報もある。

PPMはいわば、マイケル・ポーター的な普遍的な産業構造は全世界で通用する的な志向なのだろうか?(これは調査不足で仮定である)

そうすると、産業構造よりも、ケーバビリティ(能力)の方が大切であると説く、ジェイ・B・バーニーが、経営戦略(企業戦略)を考える上で、あまり重要視しないのは理解できる。
先述に従えば、二大潮流の対岸にある考えであるとすれば当然の結果である。

我田引水だが、産業構造とは物事の「構造のみ」を示しており、振る舞いに関しては副次的(もしくはあまり考えない)ものと見なしているとも考えられる。
一方、ケーパビリティというのは「振る舞い」に着眼したもので、構造的な要素を内包している可能性もある。

・・・調査は続く・・・

posted at 2006/04/23 12:11:58
lastupdate at 2006/04/23 12:34:48
修正
 
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