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2007/04/26
グループシンク
踊る大捜査線に学ぶ組織論入門
踊る大捜査線に学ぶ組織論入門

金井センセ恐るべし。
この本、本当にオススメですよ。
経営組織論、組織行動論の教授が推薦してましたし。

拾ったネタは、「グループシンク(集団浅慮)」という現象について。
グループシンクとは、

重要な問題、複雑な問題を解決するのに、優秀な人を集めれば、おのずと優秀な結論が導き出せるかというと、残念ながらそうでもないようだ。
人は集団になると、周囲との関係や場の雰囲気のようなものから心理的な圧力を受けて、自分の本意とは違う結論に同意してしまったりする傾向がある。
本文P.68より抜粋

例えばブレーンストーミングのような、「批判禁止」が前提の場であってもグループシンクは発生する。
何となくまとまりつつある状況で、ちゃぶ台をひっくり返すような発言が、場の空気から言い出せないことってありませんか?
民族的な傾向もあるでしょうが、特に日本人は「場の空気に逆らった発言」をする勇気ってあまりないような気がします。

同様にSSMで行うリッチピクチャーの作成においても、上記ブレーンストーミングの場で起きるような現象を感じます。
ある程度コンセンサスが取れてきた方向性が、どうも自分の考えている方向性と違う。
ちょっと違う視点を入れたい。でも入れられない。
こんなジレンマが「まったくない」とは言えない。

集団での議論において、このグループシンクを発生させないようにする方法としては、

1.「外部」の人間としてプロセス・コンサルタントを入れる
2.戦略的仮定分析(SAA)を導入する

が主な対策方法らしい。
ちなみにゼミの教授が採用している方法は、1の「プロセス・コンサルタントを配置」です。

1に類似する事としては、「外部の人をグループに入れる」「鬼(議論に否定的な人)をグループに1人入れる」などがあるようです。

グループシンクは、「組織の凝集度」が高い程、発生する確率が高くなります。
凝集度とは、「同じものが集まっている度合い」みたいなものです。

歴史的に見ても、太平洋戦争で徹底抗戦を唱えた大日本帝国の陸軍。
ベトナム戦争への出兵を決めたアメリカの高官達。
いずれも有能な人物が集結した組織において、その意志決定の内容が驚くほど稚拙な結果を生むことがあります。

高凝集度組織の集団意志決定においては、上記対策はリスクマネジメントの観点からも必須でしょうね。
posted at 2007/05/03 0:04:04
lastupdate at 2007/05/03 0:04:04
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