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2006/12/11
硫黄島からの手紙
二宮君いいねぇ〜。

硫黄島からの手紙

本当に良い役者に育ってきた気がします。
蜷川幸雄監督の「青の炎」から注目していましたが、見事な成長っぷり。
渡辺謙、伊原剛志両名の見事な演技も見ものです。

今回は、「日本側から見た硫黄島」ってことで、全編日本語。
時代考証もバッチリですし、脚本も良くできています。

前作「父親たちの星条旗」と違って、本国の状況はあまり多く語らず、硫黄島で玉砕していった兵士達が焦点に。

硫黄島からの手紙

にしても、あのような劣悪な環境で、30日近く戦闘を継続したことが驚きですね。
地下要塞を建設した苦労も並大抵ではなかったでしょう。

「この島が陥落したら、本土上陸を許してしまう」という戦局を左右する重要な戦闘だと皆が認識して、生きて戻れないことを悟って戦っている様は、悲しいものがありました。

「戦争に正義なし」
あくまでも、国家間の戦争を「人間」に視点を当てて描き出した「父親たちの星条旗」と「硫黄島からの手紙」。

硫黄島からの手紙

観ていて、まったく嫌な気分にならなかった、稀有な「戦争を題材にした」映画でした。
posted at 2006/12/14 18:36:34
lastupdate at 2006/12/14 18:36:34
修正
 
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