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2005/05/13
一斑を見て全豹を卜す
ハーバード大学の心理学者、「ナリニ・アンバディ」「ロバート・ローゼンソール」の二人がある実験をしました。

それは、

人が人を判断する基準

という実験でした。

この二人の学者は「学校の先生が生徒から優秀だと思われる要因は何か?」を調査したらしいのです。

まず、先生が授業を行っている所をビデオで撮影し、音声はカットします。

生徒はビデオを見て、15項目の評価を行い、「何が優秀そうに見える要因になっているか」を回答しました。
この生徒達は、ビデオに映っている先生の授業を受けたことがない生徒達です。

当初、1分のビデオを作成する予定だったらしいのですが、諸々の事情により、

10秒

のビデオしか作れなかったらしいのです。
つまり、生徒は10秒かつ無音のビデオを見て、その先生が優秀がどうかを判断しなければならないという状態。

この10秒という短い時間での評価が、果たして実験データとして役に立つのか、当然疑問視されました。

そこで、ナリニ・アンバディは更に、このビデオを

5秒に短縮

して同様の実験を行いました。
そしたらビックリ、

10秒の時とほとんど変わらない

結果になったのです。
そこで、さらにビデオの映像を

たった2秒

にして再度実験を行っても、

ほとんど結果は変わらない

という結論を得たらしいのです。

そして、ダメ押しは「そのビデオに映っている先生の授業を半年間受けた生徒」が評価した結果と、「授業を受けたことがない2秒のビデオを見た生徒」とが

ほぼ一致した

んだそうです。

つまり人は

2秒でその人の印象を判断し、

その印象はどんなに時間が経過してもほとんど変わらず、

しかも正しい


という衝撃的な結果となったようです。

同様の実験で、「面接時における人物評価」という実験を行った「フランク・ベルニエリ」と「ハネ・ガタ・ジャイン」という二人の学生がいます。

この二人は、「プロの面接官が15〜20分面接して得た結果」と「素人がその面接を録画したビデオを15秒だけ見て評価した結果」とに

強い相関関係

があることを発見しました。
さらに、15秒のビデオは「部屋に入り、挨拶し、席に座る」という映像しか写っていなかったんだそうです。

これら事例から言えることは・・・

ファーストインプレッションが全て

って事らしいんです。

これって、たぶん脳の原始的な部位が関係している気がします。
つまり反射に近い部分ではないかと。

と言うことは逆にこの「2〜15秒で評価決定法則」を熟知していれば、それを逆手に取り、心理的に有利な立場に立つ戦略を立てることも可能ではないでしょうか。

具体的には、先ほどの実験同様、面接で利用することが考えられます。
つまり「面接は最初の2〜15秒が勝負」と考えてしまえばいいんです。

その2〜15秒間はとにかく

元気よく&爽やか〜

を徹底的に「演じ」ちゃうんです。
後は適当に会話していればOKじゃないかと。
だって、「ほとんど評価に影響を与えない」んですから。

商談や接客にも使えそうですね。
出会いの2〜15秒をとにかく大切にする。

あっ、あと当然、

合コン

でも使えるかな[:目がハートネコ:]

うーん、これはいいかも。
何となく、自分の経験上も理にかなっている気がします。

ある意味、気が楽になると思いませんか?

結局人は外見や雰囲気で人を判断しちゃている。

しかもたった2秒間。


これさえ分かっていれば、面接なんて「お気楽に行こう〜」って思えてきます。

就職活動中の学生さん、転職活動中の皆さん。

まずは、

元気よく&爽やか〜

で行きましょう!。
後は面接官の目をきちんと見て、にこやかに[:にこネコ:]

これですね。
これで、合格は間違いなし!!

えっ?肝心の実力は?
・・・・重要

Da Yo Ne??(きっと)

posted at 2005/05/13 3:03:28
lastupdate at 2005/05/13 3:06:27
修正
 
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