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2005/02/16
スパイバウンド
映画「スパイバウンド」鑑賞

スパイバウンド

ものすごいヘッタリ感・・・・

この映画のメタファは「たれぱんだ」です。

ラストは、

ブツッ

と音が聞こえる程のブッタギリ感を醸しつつ、いきなりスタッフロールが始まります。
本当にビックリして、映画館の座席から

吉本新喜劇の如くコケました。
恐ろしいほど、途中半端な結末です。

ストーリはフランスの諜報機関の工作員達が武器商人の商談を潰すために、諜報活動や、武器の闇取引を妨害するための破壊活動を行ったりする純粋なスパイ映画です。

核となるストーリは、武器の闇取引が行われるモロッコへ5人の工作員が送り込まれ、武器の輸送を行う船を爆破するミッションです。

んが、これが緊張感があるわけでもなし。
なんだかよく分からないうちにあっさりミッション成功です。

アクシデントや潜入するスリルやドキドキ感なども

一切なく、終始のほほ〜ん

です。
肝心の爆破シーンなんて、

1コマ。時間にして1秒以下

ってな感じで、
観ている方が盛り上がりたくても、映画が盛り上がらせてくれません。

この気持ちを何処にぶつければいいのでしょう(泣)

そんな煮え切らない展開の中、5人の工作員で紅一点のモニカ・ベルッチが味方の工作員の罠に引っかかり、モロッコから脱出する際の出国審査で麻薬所持で捕まってしまいます。

そしてそのまま、刑務所入りへ。
今度は、先程の武器商人の仲間だった服役中の女性を暗殺することを命じられます。

一方、残りの三人は、

1人はCIAのエージェントがし向けたフリーランスのスパイに暗殺され、
もう1人は、組織の命令でモニカちゃんをハメたと、サウナでカミングアウト。

主人公のヴァンサン・カッセルは、モニカちゃんを罠にハメた組織を疑い、独自に調査を始めます。

えっと、残りの1人はその手伝いをしていました。(適当な扱いだな〜)

こんな感じで、船爆破ミッション(山場は1秒ですが)の後は、カッセルが組織を敵に回して孤独な調査を行う話が中心になります。

カッセルに伸びる組織の手。
それをかいくぐりながら、段々と真実に近づいていくカッセル・・・・・

などと思ってはいけません。

カッセルの調査は、

ことごとく空振りに終わります。

まあ、仲間を殺したフリーランスのスパイは倒すことが出来たんですけど、
これも本来は、情報を聞き出してから復讐という手順だったのですが、

銃の暴発でフリーランスのスパイが自滅

なんです(泣)・・・・・何やってるのよ全く。

という感じの、上映時間枠ぎりぎりまで使った「ユルユル感」「ぬる風呂入浴感」が漂うこの映画。

今回、スタンプラリーでためた無料鑑賞券で観たのですが、
レイトショー料金でもかなりボッタクられ感が否めないでしょう。

涙を誘うのは、Fe+よりちょっとだけ年上に見えるカップルの会話。
女性が上映後映画館を出るところで、ちょっと悲しそうに

「この映画訳分からない。つまらなかった・・・・」

と、男性も回答に困っている様子。
女性の意見は正直かつ忌憚がないのでよろしいですな。
アンケートするなら男性よりも女性といいますし。

個人的にも

「その意見、禿しく同意!」

と言いたかった瞬間でした。

教訓

「デートにフランス映画。特にスパイものは厳禁。」


posted at 2005/02/17 3:12:05
lastupdate at 2005/11/07 18:42:21
修正
 
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