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2005/10/17
蝉しぐれ
映画「蝉しぐれ」鑑賞

蝉しぐれ

招待券が当選しておきながら観に行けなかった「蝉しぐれ」。

前回観た「ステルス」よりも記憶に残ったかも。目がハートネコ

藤沢周平氏原作の小説「蝉しぐれ」が題材の本作。
日本の鮮やかな四季を感じる作品でした。

冬の厳しさ、夏の暑さ、春には桜が咲き、秋には稲穂が頭を垂れる。

そんな日本古来の美しい情景が物語に華を添えています。

ストーリは下級武士である「牧文四郎」と幼馴染「ふく」の悲恋物語です。

幼馴染「ふく」は殿様の側室となり、文四郎は父に着せられた謀反の罪で父と家禄を失い、貧しさの中で成長してゆきます。

蝉しぐれ

やがて文四郎は父の仇を知り、復讐を胸に抱きながら剣の腕を磨き、成長し父の仇に雇い入れられるという耐え難い屈辱にも耐え、懸命に生きてゆきます。

そこで下されたのは「ふく」の殿様との間に生まれた子供を誘拐するという非情なものでした。

文四郎は父の仇、幼馴染「ふく」に害なす者にやがて反旗を翻し、立ち向かって行きます。

耐えて、耐えて、耐え忍んで

という日本独特の精神文化が全開です。

蝉しぐれ

文四郎の耐え忍ぶ姿、幼馴染「ふく」への愛情を隠し、ひたむきに彼女を守ろうとする姿。

うん、こういった作品もたまには悪くないかもしれません。
posted at 2005/10/19 0:54:57
lastupdate at 2005/11/01 16:13:02
修正
 
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