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hHandleName = Fe+;
某メーカ勤務の怪しい会社員。
40代に突入しても不惑の域に達しない。
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40代に突入しても不惑の域に達しない。
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2005/05/18
SONYとIBMとゆかいな仲間
[Fe+の外部記憶]
会社の同僚Blogをチェックしていて、Play Station3の発表があったことを知りました。
うん、なかなかカッコイイじゃないですか。
スペックもなんだが、とんでもないようですし。
今回はプロセッサにcellを採用したことが、結構話題になっていますね。
ということで、詳細については、ここを参考にして頂くとして、Fe+としては別なアプローチでPS3を語ってみたいと思います。
cellプロセッサは、IBM、東芝、ソニーの三社が共同で開発したプロセッサですが、間違いなく
IBMの底力が原動力
であることは間違いありません。
2004年、IBMがメインフレームを世に出してからちょうど40周年記念に当たる年に、
オープンコラボレーション
という新機軸の戦略を打ち出しました。
これは、従来の「プロパテント戦略」とは大きく異なると思える戦略です。
それと同時に
Power Everywhere
という合い言葉の元に、自社開発の「Powerプロセッサ」のアーキテクチャを公開し、提携相手、顧客、サードパーティと一緒に開発を行っていくという戦略を披露しました。
これは、現在PC用のプロセッサ市場を独占しているインテル社に対抗する戦略でもあります。
「オープンコラボレーション」はLinuxと同様に、社外の英知を利用して、製品の向上を図るというもので、IBMはそのために「Power」に関するツールや技術情報を積極的に提供していく予定らしいです。
このような戦略を打ち出すと問題になるのは、いわゆる
知的財産
であり、IBMは米国のプロパテント戦略の第一人者であった訳ですから、当然方針転換を図る必要があります。
1980年以降、米国は国を挙げてプロパテント戦略を推進し、1982年には、FBIにより、日立製作所、三菱電機の社員が逮捕される「IBM産業スパイ事件」が起きました。
プロパテント戦略というと、何かと「攻撃的なイメージ」が定着していますが、この事件がきっかけなのかも知れませんね。
1990年代に入り、IBMは「知的財産」というスコープを広げる必要に迫られます。
つまり、一般的な「特許」だけではなく、「ノウハウ」もライセンスするようになっていったからです。
「ノウハウ」は今で言うとRUPなどのプロセスも含まれます。
そんな感じで、IBMは静かにプロパテント戦略に基づき、上手な方向転換をしてきていました。
今回の「オープンコラボレーション」もそんな流れの1つのようです。
1990年代中盤からは、IBM自身がLinuxやJavaなどのオープン規格を積極的に取り入れる
オープンイノベーション戦略
を取っていました。
つまり、IBMは「オープン」な「プロパテント戦略」を続けるという
すんごいこと
をやっていたんですね。
その証拠に、未だに米国では特許取得数ランキングは1位ですし。
cellプロセッサはこのようなIBMの深淵な思慮に基づいた戦略によって、出来ているとも言えるんでしょう。
さすがIBM。
ノーベル賞受賞者を何人も輩出している企業はやはりひと味違いますね。
PS3で、「デビルメイクライ4」や「ファイナルファンタジー13」をやるときには、IBMに足を向けずに
ビックブルーさん今宵ゲームが出来るのは貴方の思し召しのおかげです
と三度、手を合わせる必要があるでしょう。
これが、本当の
Pray Station3
なんちて。
ちーん。
うん、なかなかカッコイイじゃないですか。
スペックもなんだが、とんでもないようですし。
今回はプロセッサにcellを採用したことが、結構話題になっていますね。
ということで、詳細については、ここを参考にして頂くとして、Fe+としては別なアプローチでPS3を語ってみたいと思います。
cellプロセッサは、IBM、東芝、ソニーの三社が共同で開発したプロセッサですが、間違いなく
IBMの底力が原動力
であることは間違いありません。
2004年、IBMがメインフレームを世に出してからちょうど40周年記念に当たる年に、
オープンコラボレーション
という新機軸の戦略を打ち出しました。
これは、従来の「プロパテント戦略」とは大きく異なると思える戦略です。
それと同時に
Power Everywhere
という合い言葉の元に、自社開発の「Powerプロセッサ」のアーキテクチャを公開し、提携相手、顧客、サードパーティと一緒に開発を行っていくという戦略を披露しました。
これは、現在PC用のプロセッサ市場を独占しているインテル社に対抗する戦略でもあります。
「オープンコラボレーション」はLinuxと同様に、社外の英知を利用して、製品の向上を図るというもので、IBMはそのために「Power」に関するツールや技術情報を積極的に提供していく予定らしいです。
このような戦略を打ち出すと問題になるのは、いわゆる
知的財産
であり、IBMは米国のプロパテント戦略の第一人者であった訳ですから、当然方針転換を図る必要があります。
1980年以降、米国は国を挙げてプロパテント戦略を推進し、1982年には、FBIにより、日立製作所、三菱電機の社員が逮捕される「IBM産業スパイ事件」が起きました。
プロパテント戦略というと、何かと「攻撃的なイメージ」が定着していますが、この事件がきっかけなのかも知れませんね。
1990年代に入り、IBMは「知的財産」というスコープを広げる必要に迫られます。
つまり、一般的な「特許」だけではなく、「ノウハウ」もライセンスするようになっていったからです。
「ノウハウ」は今で言うとRUPなどのプロセスも含まれます。
そんな感じで、IBMは静かにプロパテント戦略に基づき、上手な方向転換をしてきていました。
今回の「オープンコラボレーション」もそんな流れの1つのようです。
1990年代中盤からは、IBM自身がLinuxやJavaなどのオープン規格を積極的に取り入れる
オープンイノベーション戦略
を取っていました。
つまり、IBMは「オープン」な「プロパテント戦略」を続けるという
すんごいこと
をやっていたんですね。
その証拠に、未だに米国では特許取得数ランキングは1位ですし。
cellプロセッサはこのようなIBMの深淵な思慮に基づいた戦略によって、出来ているとも言えるんでしょう。
さすがIBM。
ノーベル賞受賞者を何人も輩出している企業はやはりひと味違いますね。
PS3で、「デビルメイクライ4」や「ファイナルファンタジー13」をやるときには、IBMに足を向けずに
ビックブルーさん今宵ゲームが出来るのは貴方の思し召しのおかげです
と三度、手を合わせる必要があるでしょう。
これが、本当の
Pray Station3
なんちて。
ちーん。
posted at 2005/05/18 0:40:33
lastupdate at 2005/11/11 0:30:56
【修正】
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