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40代に突入しても不惑の域に達しない。

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2009/10/19
仕事の早さ、正確さはセンスではない
本日痛感することが起きた。

あるソフトウェアの高速化を図る改良を、うちのチームで行うことに。
昔に別のプロジェクトで、既に委託会社で行ったことのある改良だった。
そこで、以前経験があった委託会社に情報提供を依頼。
届けられた情報はまとまっておらず、問題が解消されたら、レポートなどは作成せずに、そのまま放置だったとの言。

仕方ないので追加検証をチーム内で実施。
目的、現象、目標値、納期を伝え、同時に委託会社からの情報もチームメンバーに伝達。

しばらくしてチームメンバーから報告が
「もらった情報通りに動かない」と。
チームメンバと苦笑しつつ、じゃあ解析結果はと聞くと、まったく違う動きをしているらしい。
詳細な情報を聞くと、確かにその通りのようだ。
結果、チーム内の解析結果をベースに修正を行い、高速化は無事終了した。

この高速化は、委託会社では数カ月かかって終わらせた実績のもの。
うちのチームでは解析はわずか一週間程度、設計実装に至っては30分にも満たない。

この違いはどこにあるのか?
ここに仕事の早さ、正確さのエッセンスがあるのだと思います。

仕事は段取り8割といわれるくらい、準備の良さが反映されるものです。
これはソフトウェア開発現場でも然り。
特にバグ修正などで、その差は顕著になります。

解析の質が、対策の質を決める。
強い相関関係が成り立っていると思うのです。

解析のスキルとは、網羅性を意識することと、測定環境との依存性を意識することです。
測定環境のどのパラメータが変化することにより、現象が変わるのか?
測定パターンはパラメータから何通り、導出されるのか?
理系だったら学校の実験レポートで勉強することばかり。
これがきちんとできていないと、まともな設計も実装も期待できない。
入口でコケちゃっているようなものです。

そういう意味で、測定結果を残さないというのは論外となります。
実験レポートで、「測定結果はなくしちゃいました」というレポートを出したら即却下でしょう。

その「当たり前のことができているのか?できるけどやらなかったのか?本当にできないのか?」の違いが仕事の成果に大きな影響を与える。

よい仕事をしようとしたら、基本に立ち戻り、
「当たり前のことを、当たり前のようにやること」を意識した方がいいと心から思います。
そして、マネージャ(組織のリーダー)はそれをできるように組織のメンバーに気付きを与え続ける必要があると痛感した事例でした。

今回の件、結果はあからさまに異なりました。

・委託会社の結果:早くはなったが、ギリギリ要件内。対策期間数も長い、裏付け微妙。
・弊チームの結果:劇的な性能改善。対策期間は短い、裏付けはしっかり。

基本ができていない状態では、次のステップなど望むべくもありません。
まずは基本がきちんとできているかを真剣に悩むべきという、
ソフトウェアだろうが何だろうが関係なく、仕事の基本的な取り組み方が一番の回答だと思う今日この頃です。
posted at 2009/10/24 10:27:32
lastupdate at 2009/10/25 11:16:53
修正
 
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