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2005/01/19
読書革命
以前より気になっていた

三色ボールペンで読む日本語」という本を購入してみました。

読書革命

内容は至って簡単で、
読書する際にの三色で文章に線を引きながら読むことによって、普通に読書するよりも読解力が向上する。

そのためのノウハウが書かれた本です。

まず、
は「とっても重要(客観的)」
は「まあ重要(客観的)」
は「自分的に面白ネタ(主観的)」

という基準で線を引いていきます。
実践していなくても感覚的に「なるほど、結構良いんじゃない」と感じるものがあるんですが、どうも出来ません。

「何でか?」と言いますと、

本を異常に大切にする

という習慣があるので、本に線を引くなど、

言語道断

な行為な訳で、二の足を踏んでおりました。

ですが、最近そんな事を言っていられない状況になってきました。

どうも近頃、物覚えが段々悪くなってきているような気がするんです。
一昔前は、一度読んだ本の内容を長期間憶えていたんですが、すぐ忘れるようになってしまったし、勉強しようと思って買ってきた本は、軽く目を通して部屋に積んである状態のままだしと・・・・明らかな能力低下。

このままでは確実におバカになってしまう

という危機意識から、なんとかこの状況を変えるための行動を起こさなくては・・・・
と考えた末、

「三色ボールペンで読む日本語」に手を出したという訳なんです。

この本を買ったとなれば、当然「この本自体」を三色ボールペンを使いながら読むのが著者に対しての礼儀でしょう。

と言うことで、

覚悟を決めて線を引こう!
引くんだ!
ずばっと引け〜!!




(5秒経過)


(10秒経過)



(1分経過)




・・・引けない _| ̄|○

つっ、辛い。
「本に線を引く」という行為がこんなに辛い事とは思いませんでした。

本当に、生理的に受け付けないんですよ、本を汚すという行為が・・・・
厳密には「汚している」訳ではない事くらい理解出来るのですが、あと一歩という所で踏みとどまってしまいます。

著者である斎藤孝先生は文中で、
最近の子供達は「異常なまでの潔癖性」になっていて、「裸足でどろんこを歩けない」「つり革を素手で掴めない」などの行為と同じで「本を汚す」ことができないのでは?

と述べていますが、私Fe+に関しては、

んな事は一切ありまへん。

「裸足で外を歩け」と言われれば必要性があれば歩けますし、つり革もがっしり両手で持てます。

ですが、

本だけは特別なんです〜(泣)

というより、

物は大切にしなさい

という親の教育を受けて育ってしまったので、
とにかく「物を大切にする精神」が血肉になってしまっているんです。

もう、習慣という範囲を超えています。
「物を大切にする中毒」と言っても過言ではありません。

よって、ほとんどの持ち物は

異常なまで長持ち、かつ綺麗なまま

です。
その証拠に、中学生の時に買って貰ったシステム手帳を

20年近く経過しても傷一つない状態

でまだ使っています。
そんな人間なので「本に線を引く」という読書スタイルがいかに理にかなっており、おバカ改善活動の原動力になると分かっていても、

清水の舞台どころか高度30000フィート上空のジェット機から飛び降りるくらいの勇気

を必要とするんですよ。精神的に。

しか〜し、そんな事では現状を打開することは出来ません。
このままでは近い将来、確実におバカが進行します。
手が施せない状態になります。

そう!
そうですっ!
今変わらなくていつ変わる?


と自らを諭します。
暫し精神を集中して意を決します・・・・





引くっ!
今度こそ引くっ!!


純白のキャンパスに踊る日本の文化遺産、漢字、ひらがな、カタカナ達よ。
今宵、私は今までの自分をかなぐり捨て、
鮮やかな、そして、

二度と消すことの出来ない線を君たちの傍らに描こう



ごめん、ごめんよ「三色ボールペンで読む日本語」よ。
そしてありがとう(感涙)



今日は記念すべき「読書革命」の日だっ




などと、
陳腐な三文芝居を脳内で一通り終了した後に、

シュパッ

と・・・・

引いちゃったよ〜(うわ〜ん)

一本引いてしまえば後は二本引こうが、百本引こうが同じ事です。
ひたすら、我を忘れて三色の線を引きながら本を読んでみました。

その結果ですが、

予想以上に読書に集中できる

かつ

読み方が深くなっている

んです。

これは何冊も読み続ければ、より熟練していきそうな予感がします。
たった一冊の本でさえ、メキメキ向上しているのが体感できます。

うーむ、素晴らしい。
継続しなければならないでしょう。

一冊は実践できましたから、今後は二、三冊位「三色ボールペン法」を実践すれば、
「本に線を引くという行為」に対する罪悪感も薄れると思うんです。

そういう意味で、「次の本以降」が「革命」の正念場となると思っている次第です。
はい。
posted at 2005/01/19 3:16:48
lastupdate at 2006/06/13 15:27:37
修正
 
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