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2005/08/25
es
DVDで「es」鑑賞

es

・・・・これは、人間がいかに「社会的動物」であるかという証明なんじゃないでしょうか。

以前から観たかった「es」をレンタルビデオ屋で借りてきて鑑賞しました。

この映画、実際にあった実験を題材にした映画です。

実験内容は、公募された数十人の一般人を「看守役」と「囚人役」に分けて、それぞれの心理的な変化や行動などを観察するという。

かなり悪趣味な実験

です。

実際に行われた実験では、囚人役の人々が重度の情緒不安定に陥り実験はわずか6日間で中止。
これ以降、この実験はタブーとされるようになったそうです。

映画では、この状況をさらにエスカレートさせた内容になっております。

最初「看守役」の人達は今まで仲良く話していた「囚人役」の人達に気兼ねや遠慮があったのですが、時を経るたびにその態度が高圧的、暴力的になり、残虐性が増してゆきます。

つまり、「看守役」という威圧的かつ相手が権力でひれ伏す状況に引きずられて、今までフツーの人が次第に「看守」になっていくんです。

実験が二日目には既に、「看守」と「囚人」というロールにはまってゆく彼ら。
「看守」は口ぶりも態度も看守そのもの。
「囚人」は看守に口答えができずに、自己の置かれた状況を甘受して怯える一方。

ロールで人間ってこんなに変わるのね

ということがはっきりと分かります。

よく「演じる」ということは自己暗示でもある。

と聞きますが、まさにその通りですね。

やがて、「看守役」の人達は、その暴力性がエスカレートしてゆき、本来の実験では暴力は一切禁止だったのが、実験を監視する研究員達の目を盗み、囚人のリンチ、陰湿なイジメを開始。

徐々に統制のとれない恐怖統治に移行してゆきます。

実験を監視するトップの教授もその暴力を無視。
実験結果のみを追求し、被験者の安全性を顧みない状況。

その結果、「看守」達のリーダ役であるベルスは次第に、実験の枠を超えた暴力性を見せ始めます。

実験が始まるまでは航空会社に勤める極めて真面目なサラリーマンだったベルス。
最終的には、実験を監視する研究員を拘束し、「実験監獄」で絶対の権力を手中に。

そしてとうとう、その暴力性、残虐性が牙を剥き「囚人役」の1人を殺してしまいます。

唯一正常を保っていた「看守役」のオジサンも「囚人役」である主人公のタレクに頼まれて、この異常な実験を世間に伝えて中止して貰おうと、願いを託されますが、ペルスに見つかりまたもや酷い仕打ちに。

完全に恐怖政治、独裁権力を手に入れたペルス。
その先には見るも無惨な結末が待っております。

もう途中から、シチュエーションに引き込まれてしまい目が離せない状態かつ、なぜか無性に「看守役」が憎たらしくって仕方ありませんでした。

この実験の趣旨である「人に与えられた立場や役割がどう人を変えるのか」という事については、

うんざりする程、理解できた

って感じです。

いやぁ、相当いろんな意味で勉強になりました。
posted at 2005/08/26 1:07:18
lastupdate at 2005/08/26 1:11:00
修正
 
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